コーヒーメーカー:ハリオ V60珈琲王2 を1年以上使用した上でのレビュー

概要

2020年にコーヒーメーカー:V60珈琲王2を入手しました。

この記事は珈琲王2の使用感レビューですが結論から言えば、珈琲王2はV60ドリッパーでの美味しいコーヒーを飲みたいという目的を叶えてくれる優れたハリオ公式のコーヒーメーカーです。また本記事の要点は最後のまとめだけ読めばよいでしょう。

 

入手までの経緯

入手に至った経緯の1つは、初めての「ふるさと納税」をしてみたいという動機があり、その際にちょうど珈琲王2が某自治体の返礼品を見つけたからです。ちなみにふるさと納税を申し込む約3か月前にカリタ ET-102を購入していたので2つもコーヒーメーカーは要らなかったのですが、2019年末に会社の後輩君にふるさと納税の素晴らしさを説かれた(煽られた)ため、とにかく「ふるさと納税」しておきたかったからです。

もう1つの経緯としてハリオ V60ドリッパーは珈琲王2を入手する前から使っていて、V60を使った事のある人ならわかると思うのですが、お湯の投入量やタイミングによって結構なレベルで味が変わるのが小さな悩みの種としてずっとあったため、それを解消したかったからです。

 

珈琲王2の紹介

<機能>

V60珈琲王2はドリッパーが分かれているタイプのコーヒーメーカーでドリッパーにはハリオV60が使われています。V60とコーヒーサーバーはそれぞれ単体でも購入可能なので、このコーヒーメーカーの機能としては「抽出カップ数に合わせたお湯をドリッパーへ投入するだけ」と言い切れると思います。尚、抽出カップ数の最小は2杯であり1杯でない点は注意が必要です。

ただお湯を入れるだけの機能と言うと下らないと思われるかもしれませんが、「蒸らし」を再現すべく最初にお湯を滴下した後に一旦お湯投入を中断する動作となっています。これがコーヒーの味を良くするといえ、かつ機械なので人のようにドリップ時の作業ムラが無く安定した味のコーヒーが得られるのが最大の魅力と言えます。

それにハリオ公式コーヒーメーカーなので(恐らく)V60ドリッパーに最適化されたお湯の投下時間・量がプログラミングされていると考えてよいと思います。

 

<保守性>

ドリッパーやサーバーは仮に破損しても単体入手可能だし、コーヒーメーカー側はお湯を出しているだけなのでメンテナンスは簡単。メンテナンスとしては2ヶ月位に1度、クエン酸を入れた水でコーヒーメーカーを動作させて配管内の清掃するだけです。

自分の場合、水道蛇口直結型の浄水器クリンスイ)を使用しているので半年以上ノーメンテでも問題ありませんでした。さすがに1年近く経ったらお湯の出方が怪しくなったので、クエン酸清掃をしましたが以降は何の問題もなく稼働しています。

 

<外観>

さて珈琲王2、基本的に色々でかいです。外箱も大きめでコーヒーメーカー自体も少し大きい(背が高い)。V60で5杯分抽出可能なためなのだけど、カリタ ET-102(これは実質4杯)を見慣れていた自分には最初は相当でかく感じました。 

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外箱(金尺150mmを添えた)

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箱を開けると取説と付属品が見える。

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カリタ:ET-102と比較(珈琲王2は大きい、背も高い)

<耐久性>

私はほぼ毎朝2~3杯を珈琲王2で淹れて飲んでいます。休日だと更に夕方に1回使用します。それで1年経って特に問題ないので、耐久性はハズレを引かない限り問題ないと思います。

 

<不満点>

1点だけ不満点があります。ドリップ時に時々(というかほぼ毎回)お湯が飛び跳ねる事があります。実際はお湯というより一旦ドリッパー内のコーヒー粉に当たって跳ね返った茶色いお湯で、コーヒーメーカー設置面が白い事もあり目立ちます。まあ毎回布巾で拭くか、何かで囲いを作って床に付着しないようにすればいいのでしょうが。(ちなみにカリタ ET-102も同様の問題を抱えている。)

 この問題はお湯がドボドボっと飛び跳ねやすい形で出ているからと考えられ、使った事はありませんが上位機種のSmart7ではキレイな流れのお湯が出るようですので、そちらではこのような不満点は無いのかもしれません。

 

まとめ

記事を簡潔にまとめると以下になります。

  • 素人では再現性が難しいV60ドリッパーでの美味しいコーヒーを安定して飲める。
  • 少しサイズが大きい
  • メンテナンスは簡単
  • 時々お湯が跳ねる

 

 以上おわり