秋月DACキット:AKI.DAC-U2704の製作
最近オーディオ系の電子工作に興味がわいているため、秋月電子のDACキットを製作しました。 10年位前に流行ったようでネットに情報が沢山あり、大いに参考になりました。
USBオーディオDAコンバーターキット,REV.C [AKI.DAC-U2704 REV.C]
通販コード:K-05369
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05369/
様々なネット情報を参考にしてコンデンサ容量を選定し、とりあえずオーディオ用電解コンデンサ使えばいいのかな?とあまり深く考えず部品手配したので、 下図の違法建築のようになってしまい、ケースに入れる際に高さ方向の制約で苦労しました🙁
ローパスフィルタ(LPF)を入れた方がよいのは知っていたのですが、この状態で一旦ハンダ付けが正しく出来たかの音出し確認をしました。 この時の音は何も測定していないので記憶によるものの、どこか耳に障る感じがありました(事前情報からの錯覚かも)。
<2022/10/22追記>
無音時に聴こえる雑音がわかりやすいです。LPFを入れるとその雑音の大半(全部ではない)が取り除かれる形になります。
さて、その後RCAジャックを頑張って取り外し、RC型LPFを製作。そして出力はイヤホン等に使いやすい3.5mmステレオミニジャックとして、タカチのアルミケース:MB6-5-9に箱詰めで計画。
何やかんや作業(ケース穴開け・自作3D印刷支柱での基板固定等)して完成。
まあ無骨というか正直見た目はダサいですが、肝心のイヤホンで聴いた音質は十分良く、初めてのアルミケースへの箱詰めにしては及第点といったところ。。
こういったモノではケース高さがある程度低い方が見た目に良くなると感じました。
キットとは言え、自分でハンダ付けしたものから良質な音が鳴るという経験はとても楽しいものですね。
全体的な製作面では作り直したい点が幾つかあるので、そのうち再製作にチャレンジするかもしれません。
<2022/10/22追記>
選定したコンデンサの高さに不満があり、上を書いた後すぐに再製作していました。 (音声信号線以外にもオーディオ用電解コンデンサを使っているのが不格好だと勉強して判ったのも再製作の一理由です。)
色々調べた結果、低ESR(等価直列抵抗)のコンデンサが性能的に優れるという事で、かつ一般的なアルミ電解コンデンサより低高であることから第二作目はコンデンサを全部OS-CON(高分子アルミ固体電解コンデンサ)にしてみました。
これで完成基板の高さは20mm以下になったので箱に入れやすくなりました。
ちなみに以下の通り、OS-CONは秋月で一緒に買えるものです。
C5, C6用470uF
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-08292/
C11, C14用1000uF
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-08299/
C16, C17用220uF
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-08291/
基板出力後のLPFは当初ありあわせの部品で一次RC-LPF(Fc=72kHz)を製作し、上述の二次LPFより音量が大きく聴感上の音質も良好でした。
ただしRMAAでの比較評価では二次LPFに負けてしまったので、その後は新しいLPFを作って付け替えたり、トランスを試すなど実験機として使用しているため、箱入れしやすい高さになったのに箱入れまで出来ていません。
以上おわり