ダイソー 税抜300円スピーカー購入と振動計測
購入経緯
- 出先環境での音質向上目的
- SNS等でのネット評判が高く、改造例も多く見つかり、音質に興味が沸いたため
※ 1.の補足:ノートPC Inspiron14 (5480) 内蔵スピーカー以上の音質を期待しました。
購入後雑感
- 税込330円で音量ボリューム付ステレオアクティブスピーカーが買える事は驚異的
- 音質は無改造だと微妙(低音が出ないのは想像通りとしても、こもった音)
- 残念ながら、EQ調整してもInspiron14(5480)内蔵スピーカーの方が優秀
- 内蔵アンプを取外してパッシブ化すると大幅音質向上
- パッシブ化後の箱鳴りが凄い(180Hz付近をピークに125~400Hz位の範囲)
色々調べてみると内蔵アンプ回路にハイパスフィルタが入っているようで、内蔵アンプ使用時は低音が全然出ませんでしたが、
パッシブ化後は125Hz~200Hz付近の低音も少し出るようになり全体的に音質向上。
(といっても箱鳴りが大きくなったり、取外し後は音源によって時折耳障りで濁った感じの音がしたりですが。)
内蔵アンプが無くてもノートPC(Inspiron14)やスマホの音量を十分(MAX近くまで)上げれば使え、アンプ電源用USBケーブルも接続不要になったため自分的には使い易くなりました。
※その後Asus Ti90chiに接続し、最大音量にしてもあまり音が聞こえずまともに使えませんでした。大分能率が悪いようです🙁
おわりに
価格を考慮すると、興味があるなら買ってみてよい商品だと思いました。
無改造でも音質に満足できるかもしれませんし、そうでなくても色々改造して遊べると思いますので。
さてネット検索すれば沢山情報が得られる、300円スピーカーについて簡単に書いてきましたが、今回一番書きたかった事は以下です。
一般的に音質へ悪影響を与えると言われる箱鳴りですが、このスピーカーは箱鳴りが凄くあります(パッシブ化すると更に!)。
自分の場合、これを購入当時にM5StickC Plusを用いて簡易振動計プログラムを作っていたので、この箱鳴りが計測性能の評価に有用でした。
Wavegeneで正弦波スイープすると125Hz~400Hz位の範囲でがっつり箱鳴り(振動)するので、振動計が正しく動いているかの判断材料として役に立ったのです。 この点からも良い買い物だったと考えています。
上画像はマイクによる周波数特性計測とは違い、スイープ音での振動を計測したものです。 動画だと以下のような感じです。
https://twitter.com/Sa2raKitsune/status/1533408719257870337
振動計測プログラム作成時に参考にしたサイトのリンクを貼っておきます。
(執筆者に感謝! リンク貼りに問題があるなら消します)
M5StickCで振動を測定する
生産現場IoTへの挑戦 #02 ~M5Stick Cの加速度センサで高速サンプリング~ - Qiita
以上おわり